prose

夜の声を書き留めておく 

ひとり憂愁孤独の道を歩いている、
この道程は長く、どれほどの時を費やしてきたのかももはや分からず、
苦しかった夜を思えど記憶は着実に薄れ朧に、
しかし憂いの消え去ること叶わず、
大きく垂れこめた暗雲が夜ごと私を苛み、
耐え辛うじて生き残った、これは私の通った道、
誇り高く、哀れで惨めな道、
息苦しさも悲しみも既に酷く朧で、感情は鈍磨し、こころは凍り、
だからこそ生きてもいられるのか、
それが唯一無二の有効な手段だったと私は知っているのか、
静謐の中に、暗鬱な調べが再び響き出す、

mizuumi3sakaki - コピー

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