prose

硝子を拭い給え、窓は在るのかも知れないのだから 

自分のものさしを誰か(何か)に委ねている人間は、他者に害悪をもたらすことに鈍感だ。
盲信者にとって、私の言葉は無力だ。

私の発した言葉、好む色彩、愛着をもって眺める景色、ではなく。
私が誰々と懇意と見える、私が誰々と不仲と思われる、等の不確定情報を根拠に、私を色眼鏡で見ている。
では私の紡いだ言葉には、何の意味があったのか。
今後も意味はあるのか。

黒い鳥が白服を着ている(かも知れない)。
白鳥は泥の中に投げ込まれている(かも知れない)。
空には青空ににわか雨(の地域もある)。
二律背反の山積(と見える部分もあるだろう)。

個々人の持つ窓は小さく、硝子の透明度は恐ろしく低い。
と思われる。
sakaki20140403FB4

recent entry

prose titles

monthly archive

© Ren Sakaki. All Rights Reserved.