prose

天ゆれる森ゆれる扉ゆれる 

素敵な行方 素敵な森
風に揺られ 響き合う葉擦れのなか
artの欠片をその身に散りばめ
無限の拡がりを持ちつつ 閉じられた space

遠いあの日にも 落葉松は 風に揺れていた
朧で きらきらしい記憶
三角に切り取られた淡い天色(あまいろ)を背景に 木々は揺れ
つつましやかに
台詞のないオラトリオを 奏で続けていた と いう

時は流れ
すべては変わり
万華鏡の世界を覗けば 瞬き 揺れ踊って
宇宙の物理法則は 日々うつろい
神の名すら 生き あるいは 死に絶え

それでも keyは 落ちている
君の
その
足元に

追憶の森への扉も
いままさに揺れる森への扉も
結局は 同じ鍵に閉ざされ
ただ
自由を知るbardによって
開けられるときを 待っている

sakaki2018aa4b

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