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スケープゴートを追い立てる自称聖職者 

担当様と打ち合わせしまして、「向日葵」文庫化を無期限延期して頂きました。
私はどうしても陰謀論が嫌いなため、ほぼ全編書き直しになってしまい、そうするともはや「真冬の向日葵」ではなくなってしまうので。
単行本時のそのまま文庫化という道もあるのでしょうが、それでは私は納得できません。
担当様が私の意向を汲みとってくださり、深謝するとともに、誠に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

真相がよく分からない事象について、部外者が、明確な悪者を設定してたたく、ということが大嫌いです。それこそスケープゴートを一方的にバッシングするよう、または欠席裁判のようで。
「真冬の向日葵」は、作品自体が「偏向報道をやめろ」と訴えていながら、自分自身(真冬の向日葵)も偏向報道をしているひとりだった、という見方もできるので、今だから言いますが、明確な失敗作だったと考えています。プロット作りから執筆完了まで二か月という超強行スケジュールにより小説としての完成度が低すぎたこと以前に、主題に対するアプローチとして破たんしていただろう、と。
私は確かに麻生総理と中川先生のファンでしたが、それとこれとは違う問題です。誰かを陰謀論の悪役に仕立て上げて叩くなど、さらには誰かを叩くことによって作家としてのし上がるなど、恥ずべき行為だと、当時から思っていました。
「向日葵の花々の眩しさ」と「麻生総理と中川先生の友情」とを重ねて、静かな物語が書けたのだったら、どんなに良かったことだろう、と何度も考え。
悔やんでも悔やみきれません。

いずれにしても担当様には、私のワガママでしかない気持ちを汲み取って頂き、深く感謝しております。

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