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美醜ふくめ幾久しく 

春先にこれまで五年間所属してきた事務所から離れたところ、いきなり手のひら返しをした人がいらして、「まあ世の中こんなものだよな」と改めて白けてしまいました。
とかく様々なものと戦ってきた、というのが、この五年の私の歴史なのですが、とりわけ厄介だった相手とは、一部の非常識な右派の人々でした。
少なくない場面において私に対して前代未聞の無礼を働き、それでも平気な顔で「日本は素晴らしい国だ! 保守派の仲間と協力して、日本をさらに素晴らしい国に!」と騒いでいるわけですから、どの口が言うのかと呆れもしたものです。

私は他者に対して「勝ちたい」とか「嫌がらせをしてやりたい」とかいう感情を持つことが少ないので、どうもこういった人達の心情が解せません。
誰かの良いところを見つけたら褒めたり仲良くなったりする、誰かの悪いところを見つけたら距離を遠く保つ。
それがスマートで楽な生き方だと思うのですが。
いかがでしょう。

しかしながら厄介な人々との戦いがあったからこそ、「顔のない独裁者」を書こうとも思ったのです。
大変良い材料になりましたため、そういう意味では感謝しています。
それに彼らは“もっとも厄介だった相手”ではありませんしね。

これまでも折に触れ述懐している通り、「祖国を愛すること」と「右寄りの政治的活動をすること」とはイコールではあり得ません。
また日頃から自戒を込めて思いますのは、寡欲であることこそが穏やかで永続的な幸を呼び寄せるだろう、ということです。
他者を蹴落としてまでのし上ろうとする人間や、悪感情にかられ嫌がらせをしてくる人間の、その表情の何とおぞましいこと。

美しさも醜さもひっくるめ、我々の祖国・日本が、いく久しく続けば良いですね。
遠くからにはなりますが、静かにお祈りしてまいります。

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