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『下の句』を観にいきたい、だが、しかし・・・ 

過日、映画『ちはやふる 上の句』を観てまいりました。
➤映画『ちはやふる』

実写版の『ちはやふる』。
若者向けのカジュアルなストーリー運びながら、随所において和歌と和服が印象的に登場する、素敵な映画と存じました。こちらはむろん小泉監督のセンスも大いに手伝っての結果なのでしょう。
また「競技かるた」については個人的にまったくの無関係ではなかったものですから、後半の試合のシーンには臨場感と共に楽しませて頂きました。女優・広瀬すずさんの、試合中の凛と厳しい表情も素敵に存じました。美しいものを見ると心が癒されますね。
さてそうなれば当然のことながら、後編である『下の句』も観たいと考えているわけですが。

実は私、只今、〆切地獄の真っただ中にあります・・・というか、〆切はとうに過ぎてますわいな! 余裕ある素振りを気取ってみせながら、実は二か月前から、かなりのパニックぶりを呈しとりましたしな!
事ここに至りますと、もはや食事や風呂など生理現象の処理以外は常に、小説のことしか頭にありません。時間にして、おそらく、一日当たり20時間程度。つまりは無論、就寝中も、であります。

私の場合、作品の登場人物がまさに“命を得る”と、彼らが夢に現れるようになります。実は、仕事の進捗状況としては「そうなればシメタもの」。なぜなら無意識下の世界で毎日、仕事の続きが勝手に進んでいくからなのです。
そして就寝中。夢の中のストーリー展開がもの凄くイイ感じになってきますと・・・この私、いきなり目はカッと開き、意識はクリアー過ぎるほどに覚醒し、現実の世界へ一瞬で、剛速球にて舞い戻ってまいります。
まさにイノシシ。かくして私はパソコンへ突進し、該当の箇所へ加筆修正をしまくるのです。
そういうわけで、〆切の2~3か月前からは、まとまった睡眠をとることすら難しい。コマ切れの夕寝、朝寝、昼寝を繰り返しながら、仕事とプライヴェートの雑事を進めるわけです。

〆切を守れないことは、作家にとって大変に苦しいことです。何より多くの関係者に迷惑をかけてしまいますし、さらには自身のふがいなさを痛感することにもなるため、その後の仕事に悪影響が出てしまう可能性もあります。
この出版不況の時代、書いたものを出版できるというだけで、大変に幸運なことです。多くの才能ある方がデビューすることも叶わず、もしも一冊出せたとしても二冊目は出せずに終わってしまう方も多くいらっしゃる。つくづく、作家にとっても出版社さまにとっても書店の皆様にとっても、装画担当者さまにも装丁デザイナー様にも印刷業者さまにも取次の皆様にも製本業の皆様にも資材を扱う方にも・・・その他もろもろ、関係する多くの方にとって、今は大変な時代なのだと。

ご参考までに➤「本を購入することの意義」

えーと。〆切も過ぎておる作家が何だというカンジですが。。。
とりあえず、きちんとこの仕事をやり遂げたい! しかも、できるだけ早く、できる限り高品質に!
まずは第一稿をあげ、担当様との幾度ものお話合いを重ね、第二稿、第三稿・・・どこまでいくか分かりませんが・・・とにかく幾度もの加筆修正とゲラ・チェックを経て、仕事の完了の暁には。
そのときこそ私は、意気も揚々と、『下の句』を観に行くのであります。

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